IFSC/UIAA クライミング 世界選手権 ランキング – コンバインド編

IFSC / UIAA クライミング 世界選手権 (Climbing World Championships)

IFSCクライミング世界選手権とは、IFSC (International Federation of Sport Climbing, 国際スポーツクライミング連盟)の主催で、基本的には隔年で開催されている大会です。ボルダー(ボルダリング)、リード、スピード、コンバインド(複合)のカテゴリーに分けられて、それぞれのカテゴリーの世界チャンピオンを決定するので、IFSCクライミングワールドカップと並び、世界最高峰のクライミングコンペティションとなっています。
第1回大会はドイツのフランクフルトで1991年に開催され、リードとスピード種目のみで競われました。ボルダーは2001年の第6回大会から、コンバインドは2012年の第12回大会から採用されています。
なお、直近の第18回大会は、2023年8月にスイスのベルンで開催されました。大会詳細はこちら (IFSC Climbing World Championships 2023 Bern)

ランキング コンバインド編

第12回大会(2012年, パリ)より3種目(リード・ボルダー・スピード)に参加した選手を対象に総合ランキングとしてコンバインドの順位が導入されました。第13回大会(2014年, ヒホン)、第14回大会(2016年, パリ)も第12回大会と同様に順位が決定されましたが、第15回大会(2018年, インスブルック)では、コンバインド種目として、東京オリンピック形式をテストするために個別に実施されました。本大会では総合ランキング上位6名で競われましたが、第16回大会(2019年, 八王子)では個別種目として出場者男女各20名で行われています。第17回大会(2021年, モスクワ)では、個別種目としては行われず、第12回大会同様、3種目に参加した選手を対象にランキングされています。また、直近の第18大会(2023年, ベルン)ではパリ五輪選考を兼ねて個別種目(ボルダー&リード)として行われました。
これらの大会のランキングをまとめましたので、ご紹介します。

ランキング 一覧 (CLICK)

コンバインド - 男子

直近の第18回ベルン大会では2024年パリ五輪代表権獲得もかけて、ボルダーとリード2種目のコンバインドで競われ、本大会で楢崎智亜選手が見事に3位に入り、パリ五輪への切符を獲得しました。同じく優勝を期待されていた安楽宙斗選手は惜しくも4位となっています。また、優勝はオーストリアのJakob Schubert選手、2位は米国のColin Duffy選手となり、楢崎智亜選手を含め、全員が東京五輪に引き続いて、2大会連続での五輪出場となります。

過去結果一覧

1位:Sean Mccoll (CAN)
2位:Thomas Tauporn (GER)
3位:Cédric Lachat (SUI)
4位:Stefano Ghisolfi (ITA)
5位:Artyom Devyaterikov (KAZ)
6位:Aspar Jaelolo (INA)
7位:Klemen Becan (SLO)
8位:Andres Quinteros (ECU)
1位:Sean Mccoll (CAN)
2位:Jan Hojer (GER)
3位:Alban Levier (FRA)
4位:Thomas Tauporn (GER)
5位:Domen Skofic (SLO)
6位:Magnus Midtboe (NOR)
7位:Marco Antonio Jubes Angarita (ESP)
8位:Anghelo Bernal (CLB)
1位:Sean Mccoll (CAN)
2位:Manuel Cornu (FRA)
3位:David Firnenburg (GER)
4位:Seungwoon Cho (KOR)
5位:Hannes Puman (SWE)
6位:Pan Yufei (CHN)
7位:David Barrans (GBR)
8位:Rolands Rugens (LVA)
1位:Jakob Schubert (AUT)
2位:Adam Ondra (CZE)
3位:Jan Hojer (GER)
4位:原田 海 (日本)
5位:楢崎 智亜 (日本)
6位:藤井 快 (日本)
1位:楢崎 智亜 (日本)
2位:Jakob Schubert (AUT)
3位:Rishat Khaibullin (KAZ)
4位:原田 海 (日本)
5位:楢崎 明智 (日本)
6位:藤井 快 (日本)
7位:Mickael Mawem (FRA)
8位:Alexander Megos (GER)
1位:Yannick Flohé (GER)
2位:Philipp Martin (GER)
3位:Fedir Samoilov (UKR)
4位:Jan Hojer (GER)
5位:Carlos Granja (ECU)
6位:Kostiantyn Pavlenko (UKR)
7位:Lin Chia-hsiang (TPE)
8位:Sergii Topishko (UKR)
1位:Jakob Schubert (AUT)
2位:Colin Duffy (USA)
3位:楢崎 智亜 (日本)
4位:安楽 宙斗 (日本)
5位:Toby Roberts (GBR)
6位:Adam Ondra (CZE)
7位:Dohyun Lee (KOR)
8位:Paul Jenft (FRA)

コンバインド - 女子

コンバインド/B&L種目ではいまだ日本人女子選手の優勝はありません。東京オリンピック前に開催された八王子大会での野口啓代選手の2位が最高位。直近の2024年パリ五輪出場権のかかったベルン大会では森秋彩選手が3位に入っています。この種目では、やはりボルダーとリード共に抜きんでているJanja Garnbret選手が活躍し、世界選手権で通算3度の優勝を果たしています。

過去結果一覧

1位:Jain Kim (KOR)
2位:Cecile Avezou (FRA)
3位:Petra Klingler (SUI)
4位:Tamara Kuznetsova (KAZ)
5位:Barbara Bacher (AUT)
6位:Jenny Lavarda (ITA)
7位:Hung Ying Lee (TPE)
8位:Rebekka Stotz (SUI)
1位:Charlotte Durif (FRA)
2位:Petra Klingler (SUI)
3位:Mina Markovic (SLO)
4位:Dinara Fakhritdinova (RUS)
5位:Barbara Bacher (AUT)
6位:Flor de Luna Pazan (CLB)
1位:Elena Krasovskaia (RUS)
2位:Claire Buhrfeind (USA)
3位:Charlotte Durif (FRA)
4位:Andrea Ebner (ITA)
5位:Kyra Condie (USA)
6位:Tamara Kuznetsova (KAZ)
7位:Alannah Yip (CAN)
8位:Ievgeniia Kazbekova (UKR)
1位:Janja Garnbret (SLO)
2位:Sol Sa (KOR)
3位:Jessica Pilz (AUT)
4位:野口 啓代 (日本)
5位:野中 生萌 (日本)
6位:Petra Klingler (SUI)
1位:Janja Garnbret (SLO)
2位:野口 啓代 (日本)
3位:Shauna Coxsey (GBR)
4位:Aleksandra Mirosław (POL)
5位:野中 生萌 (日本)
6位:森 秋彩 (日本)
7位:伊藤 ふたば (日本)
8位:Petra Klingler (SUI)
1位:Jessica Pilz (AUT)
2位:Mia Krampl (SLO)
3位:Elnaz Rekabi (IRN)
4位:Tamara Ulzhabayeva (KAZ)
5位:Hannah Meul (GER)
6位:Roxana Wienand (GER)
7位:Ievgeniia Kazbekova (UKR)
8位:Tetiana Kolkotina (UKR)
1位:Janja Garnbret (SLO)
2位:Jessica Pilz (AUT)
3位:森 秋彩 (日本)
4位:Brooke Raboutou (USA)
5位:Jain Kim (KOR)
6位:Oriane Bertone (FRA)
7位:野中 生萌 (日本)
8位:Anastasia Sanders (USA)

2023年8月時点

最新・詳細情報はIFSCウェブサイト等でご確認ください

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引用元:IFSC ウェブサイト