これらは、課題やルートの難しさを分かりやすく表すために使われているので、クライマーは自分のレベルに合わせた課題にトライするために、自分のグレード感を把握し、このグレードの表記を見てトライしていきます。
ただし、このグレード設定は、基本的に、そのルートを登れた人や課題を作った人が行います。そのため、主観的な要素が非常に大きいので、例えば、同じ3級でもジムによって難易度にバラつきが出てきてしまいます。このことから、クライマーの間で、このジムの設定は辛い、この課題は絶対3級もない、といった話題が頻繁にあがるのです。
バラつきのあるグレードなので、このグレードにとらわれる必要は全くありません。グレードに関係なく、面白い課題やルートはたくさんありますし、純粋にクライミングを楽しむということの方が圧倒的に大切だと思います。
とはいえ、このグレードがあるおかげで、上達するためのモチベーションが上がったり、目標設定がしやすくなったりするのも事実です。そこで、日々のクライミングの参考として使えるよう、ボルダリングのグレードをまとめましたので、ご紹介します。ちなみに、以下ご紹介する”難しさ指数”や”達成までの必要日数”はあくまで目安となりますので、参考程度にご覧ください。